絵本を淡々と読む?~朝読書一年生に行きました~

小学校の朝読書の読み聞かせに行ってきました。

今日は一年生。1人で担当なので2つ用意。

「くすのきだんちは10かいだて」
私のお気に入りの「くすのきだんちシリーズ」の一冊目の本です。
2007年発行で昨年までに7冊シリーズが出ています。

第一小学校は古い学校なので北校舎側に大きな木があり
オナガが木にとまっていたり
時々キツツキの音が聞こえますので、
子どもたちに読んでほしいなぁと思います。

そして語りはいつもの
「コカのカメ」

「もっとお話とあそぼう」という語りの本から。

みんなをカメの味方に付けて
楽しく語りました。
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終わった後に記録をつけていて
図書ボラのメンバーから
「絵本は感情を入れずに淡々と読むように言われたけれど、
紙芝居は芝居なので、役者になり切って読んでいいのかしら?」と
聞かれました。

よく、絵本の読み聞かせは
「感情をこめず演技せずにに読む」と言われます。
それはお話本来の「力」を
演技で読み手に目を向けさせないためとのこと。

でも・・・と私は思います。
「音」は「感情」を伝えます。

以前どこかのブログで読んだのですが、
「気持ちがいいね」という言葉を口に出して言うとき
 「気持ちがいい身体」になっています。
 そして、「気持ちがいい身体」の人から出た
 「気持ちいいね」という言葉を聞くと、
 その言葉を聞いた人のからだも緩むのです。

 「声や音」には「身体」と「身体」を共鳴させる働きがあるのでしょう

 逆に、「怒っている身体」「緊張している身体」の人が
 「気持ちいいね」と言っても、
 その言葉を聞いた人の身体は緩みません。むしろ、緊張してしまいます。

 だからこそ、「語りかける声」で「文字」以上のリアルなメッセージが伝わるのです。

これは生の声だから伝わるのではないでしょうか。
ピアノの音も一緒。

弾き手が「気持ちよく」ないと「気持ちよい」音楽に聞こえない。
無理に演技しなくても(たまに振り付けして弾いている方もいますが)
素直に音楽に心を開いて演奏したいものだと思います。

で、絵本はどう読むかって?

私は素直に読めばいいと思います。
ボランティアの目的は
「子どもたちに本を読んでほしい。そのきっかけを作る」ことです。

例えば美味しいお料理を感情をこめずに「どうぞ」というのと
本当にこれ美味しいから食べて!と思って「どうぞ」と勧めるのでは違うように

この本、面白いからまた手に取ってくれたらいいなと
そういう思いで読み聞かせを続けています。

今日も何人の子どもたちがこの本を手にしてくれるでしょうか?