お勉強会で学ぶこと
昨日、4回目のお勉強会を終えました。
入間市文化創造アトリエアミーゴはハロウィンの飾りつけになっていました。
このお勉強会はお楽しみ会でも、発表会でもないのです。
そしてバッハやエチュード(練習曲)を暗譜で弾くことだけが勉強ではないのです。
生徒さんは自分が弾くだけでなく、お友達一人一人の演奏を聞いてコメントを書きます。
初めのうちは聞き所が分からない生徒たち。
「じょうずでした」「よかったよ」
というコメントが多かったのですが、最近は
どこが良かったか。どうよかったのかが書けるようになりました。
演奏だけでなくお手伝いもします。
4年生5名は最後にコメントバインダーを集めて用紙を分けてもらう、
ご褒美グッズを渡してもらう係。
5年生~中学生は司会を担当してもらいました。
希望は聞かずに担当を、こちらで割り振りました。
普段は絶対にやると言わない生徒さんも司会を
やってみたら意外と上手でした。
やってみないと分からないことありますね。
過去3回いつも椅子足台係をしてくれているYくん。
今年は受験生で平日は塾に。
その合間にピアノレッスンに来てくれています。
今回は演奏はしないけれど「僕、足台係やりますから」と
勉強の合間に手伝いに来てくれました。
ステップやコンクールで自分で足台を、持って出て
演奏する予定のある生徒さんは自分で設置して
椅子を直して演奏する経験もしてもらいました。
同じようにお母様が設置する方はお母様に経験してもらいました。
そして先輩お友達の弾くバッハやツェルニーの曲。
普段CDとかではあまり聞かない曲も、
お勉強で聞けば「知らない曲」から「知っている曲」に変わります。
このお陰で、最近はインヴェンションに入る生徒たちの抵抗が減りました。
「あのとき ○○ちゃんが弾いていた1番だ!」と飛びつく子もいます。
そしてインベンションで培った「歌う左手」は
どの曲を弾くときにでも役に立つのです。
お勉強会が小さな一段だった生徒さんも
大きな一段落で登るのに苦労した生徒さんも、
とにかく一段上がったのです。
なにもしなかったら同じ場所にいたはず。
それは私も同じです。
指導しながら私も一段ずつ上がっていかないと、生徒さんたちを導くことができませんから。
さあ、また来年に向けて登ります。