「読むこと」と「聞くこと」

朝活(笑)

小学校の朝読書の時間に読み聞かせに行ってきました。

今日は2年生。

絵本は「ターちゃんとペリカン」

ゆっくり読んで6分ほどの絵本
1975年の本。古いけれど、ずっと語り継ぎたい絵本の一つです。
淡々と進む物語に子どもたちはよくついてきて聞いてくれます。
こういうチャンスに出会わなければ
決して自分からは手にしない絵本だと思います。
(最近良い本でも古くなると図書館の書庫に入ってしまうのは残念です)

もう一つは語りで
世界の民話から「ひなどりとネコ」
ひなどりの「おかあさんくしゃみがしたい」というセリフで
子どもたちの何人かが思わず口に手をあてていたのが
可愛かったです。
お話の世界に入ってくれることのできる子どもたちです。

字が読めるから 自分でも本は読める子どもたちに
読み聞かせをなぜするの?と聞かれることがあります。

それは、「読んだ印象」「聞いた印象」は違うから。
「読み取る力」より「聴く力」が上回っている子どもたちに
本の世界の楽しみを知ってもらうのに「聞いてもらう」のは
とても有効です。

そこで面白い!と思えば、
本を手にして自分で読み始めますし、
読むことでイメージも感じることができます。

それは音楽も一緒。
自分ではまだ弾けないレベルの曲でも
聴いて楽しむことを知っている子どもは
ピアノを弾くことを辞めません。

そんなことを思いながら帰りに通る
小学校北校舎のところにある大木の下は
通るたびに神聖な場所でパワーをもらう気分です。
樹齢100年以上のケヤキたち。
また来るね~と木にも挨拶してきました。

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この記事を書いた人

頓所 裕子のアバター 頓所 裕子 Allemandeミュージック 主宰

埼玉県飯能市山手町にあるピアノ・バイオリンの音楽教室
Allemande(あるまんど)ミュージック 主宰

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