「カントリーロードが弾きたい!」から始まった、中学3年生のバイオリン

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中学生が体験に来ました

8月、「バイオリンを習いたい」という中学生の女の子が
体験レッスンに来てくれました。

事前にわかっていたのは「中学生」ということだけ。
私はなんとなく、中学1年生くらいかな?と思っていました。

ピアノなど、これまで楽器を習った経験はなく、
バイオリンもまったくの初めてです。

体験レッスンの前に、
「何か弾いてみたい曲、憧れている曲はありますか?」
と聞いてみると、返ってきたのは

「カントリーロード」

という答えでした。

そこで担当の、りえ先生にも、
「カントリーロードが弾きたいという中学生が体験に来ます」
と伝えて、当日を迎えました。

ところが、実際に会って話をしてみてびっくり。

中学3年生だったのです。

りえ先生も私も、その日まで3年生だとは知りませんでした。

中学3年生といえば、高校受験を控えて、
長く続けてきた習い事をいったんお休みしたり、
辞めたりする子も多い時期です。

ところが彼女は、その反対でした。

高校はすでに決まり、部活動も引退。

「これからバイオリンをたくさん弾きたい!」

そう思って、まったく初めてのバイオリンを始めに来てくれたのです。

なんとその日のうちに、「カントリーロード」を1ページ弾くことができました。

中学3年生の生徒がバイオリン講師と一緒にレッスンで演奏している様子

体験レッスンには、お母さまの付き添いはなく、一人で来てくれた彼女。
でもレッスンが終わると、すぐにお母さまへ

「カントリーロードが弾けた!」

とLINEで報告したそうです。
そして、「すぐにレッスンを始めたい」と入会してくれました。

この話を聞いた時、私はとても嬉しくなりました。

次に選んだ曲は「カノン」

「カントリーロード」の次に弾いてみたいと言ったのは、
パッヘルベルの「カノン」

現在は、りえ先生と一緒にカノンを練習しています。

バイオリンのレッスン中に講師と中学3年生の生徒が楽譜を見ながら練習している様子

練習を始めて約1か月。

先日は演奏の動画も送ってくれました。
聴いてみると、最初から最後までしっかり弾いています。
弾き方も自然でとても素敵!

ほんの少し前まで、初めてバイオリンを持ったばかりだったのに。
「この曲を弾きたい」という気持ちの力って、本当にすごいなと思います。

今度は、ステージへ

そして先日レッスン前に、ちょっとお会いしたときに発表会の話をしたら、

「今度の発表会には絶対に出ます!」

と言ってくれました。

「カントリーロードを弾いてみたい」から始まったバイオリン。

一曲弾けた喜びが、次の「これも弾いてみたい」につながり、
今度はステージという新しい目標までできました。

バイオリンを持って笑顔で並ぶ講師と中学3年生の生徒

「弾いてみたい」は、とても大切

楽器を始める時、もちろん基礎は大切です。
でもそれと同じくらい、

「この曲が弾きたい」
「バイオリンを弾いてみたい」

という気持ちも大切にしたいと思っています。

小さい頃から始めなくても大丈夫。
中学生でも、大人でも。

「やってみたい」と思ったその時が、新しい音楽との出会いになるのだと思います。

そして、発表会で弾く曲も決まりました。

選んだのは、「エトピリカ」。

「カントリーロードが弾きたい」から始まって、次は「カノン」、
そして今度は「エトピリカ」をステージで。

彼女の「弾いてみたい」という気持ちは、一曲弾けるたびに、
また次の曲、次の目標へとつながっています。

発表会でどんな「エトピリカ」を聴かせてくれるのでしょう。

そしてその先に、またどんな「弾いてみたい」が待っているのでしょう。

これからが、とても楽しみです。

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この記事を書いた人

頓所 裕子のアバター 頓所 裕子 Allemandeミュージック 主宰

埼玉県飯能市山手町にあるピアノ・バイオリンの音楽教室
Allemande(あるまんど)ミュージック 主宰

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